異業種に飛び込むという勇気

ネットワークエンジニアであれば、それに関連する分野のスペシャリストになることによって、どのような状況でも対応できる力を身に着けることができるでしょうか。
しかしながら、最近では一つの分野にとらわれないで、とにかく自分にとって興味があり、しかも雇用がなされている分野に進んで飛び込んでいく人も多くみられます。
たとえば、ITに関係した業界にいた人が、転職サイトで雑貨屋さんの求人を目にして、何も考えずに飛び込んでみるというケースもあるのです。
たしかに、先のことを考え過ぎても不確かな要素が多すぎるため、とにかく目の前にある事柄に全力を尽くしてあたっていこうという考え方をする人も増えているというわけです。
以前であれば職種を気にする風潮があったかもしれませんが、いまではショップの店員であっても、とにかく働けること自体に感謝することができます。
とはいっても、雑貨屋へ転職してうまくいくという保証はありません。
身だしなみに注意を払うことや、接客時の心得など、一から学ぶべきことがたくさんあります。
しかも、雑貨屋を訪れる人というのはある程度目が肥えていて、知識も豊富である可能性がありますから、そのような相手に対してさらに上をいくことのできるレベルの知識が求められるかもしれません。
さらに、意外なことに始めてみると気づくのですが、立ち仕事であるために、足腰を鍛え直さなければなりません。